Monday, December 7, 2009

未来の携帯 - 原稿と単語リスト

   皆さん、もう日本語の四年生になりましたから、絶対に日本の言語や文化などを非常に好んでいるに違いません。僕は小さいころから日本のアニメや漫画などに興味を抱いていましたので、本来の言語で日本の漫画などが分かるように、日本語を勉強し始めました。将来せめて一度は日本で働いてみたいと思っていて、現在一生懸命日本語を勉強することにしています。しかし、日本において成功するため、ただ言語だけでは足りないようですので日本文化、特に日本の会社の活動、についての知識が必要です。ですから、時々朝日新聞などのオンライン記事を読んでみます。
   ある日、今年の10月の12日の朝日新聞にあった「未来の携帯はアメーバ?カメレオン?公募に2千点」という記事を偶然に発見しました。その記事には、一部の日本企業の経営困難(けいえいこんなん)への対策についての面白い内容が出ました。将来日本で働いている時にその情報が役立つと思っています。日本文化の重(じゅう)要(よう)なひとつのテクノロジー、特に携帯電話、を考えながら、日本の会社の面白い戦略(せんりゃく)についての理解を深めて、皆さんと考えたいと思います。
   今日世の中においては科学技術(かがくぎじゅつ)は日進月歩していき、特に日本においては様々な形の携帯を市場(しじょう)に登場します。そのために、技術業界(ぎじゅつぎょうかい)での企業競争(きぎょうきょうそう)の激化(げきか)は必至(ひっし)です。富士通(ふじつう)という電子企業は自社の電話のデザインに自信がなかったと発言し、一般の良い考えを教えてもらいたかったですので、携帯電話デザインコンテストを実施しました。
   参加した作品は約2千点で、入賞作品(にゅうしょうさくひん)は24点、その一部が10月10日まで公開(こうかい)します。作品は、商品化(しょうひんか)の可能性(かのうせい)によって、「リアル部門(ぶもん)」か「ドリーム部門」に分類(ぶんるい)されました。二年後に商品化できる「リアル部門」においては、手振(てぶ)りで操作(そうさ)できる作品が優勝しました。それから、丸ごと洗える石鹸(せっけん)や壁掛(かべか)け時計(どけい)のような形の携帯なども人気がありました。そして、未来の携帯をイメージした「ドリーム部門」においては、薄(うす)く折(お)りたためる携帯やアメーバをイメージした携帯や湾曲(わんきょく)して平面形(へいめんけい)を辞(や)めた携帯が人気でした。さらに、カメラが背景(はいけい)の色を認識(にんしき)し、カメレオンのように端末(たんまつ)の色を変化させる携帯なども評判(ひょうばん)を呼(よ)びました。富士通はそれらの様々なデザインの携帯をもらったことを機に、巻(ま)き返(かえ)しの計画を立っています。
   日本はやはりハイテクな国で、携帯などのテクノロジーは多数の国より進んでいます。それに関しては、長所(ちょうしょ)も短所(たんしょ)もあります。常に面白い新製品のデザインを発明(はつめい)し、消費者(しょうひしゃ)に様々な選択肢を与えていくというところにおいては国際的に有名です。しかも、なんと言っても、日本の技術製品は一流なのではないでしょうか。電子製品の防水機能には富士通が先頭に立つでしょう。一方で、現在市場においての企業が多すぎ ますので、競争がすごく激しくなるに違いません。企業は優秀な人材の優(すぐ)れているアイデアを募集(ぼしゅう)するより仕方がないわけで、富士通はそのような手段を利用したのです。
   この記事からの最も興味深い点は、なんと言っても、富士通が自社のデザインに自信がなかった困難(こんなん)な状況への対策を練るストラテジーです。どのような工夫といえば、コンテストを実施し、一般からのデザインを集めるというものです。コンテストを行いましたら、人々の関心を引(ひ)き寄(よ)せられるし、自社(じしゃ)のブランドを宣伝(せんでん)できるし、新しい発明を集められるし、大変に気の利いたアイデアだと思います。しかし、ある意味には寄付(きふ)した作品が専門的知識不足のもので、まったく利用できません。参加者は経験のほとんどなく、物の形を自由に想像し出した素人(しろうと)ですので、プロが豊富な専門的知識のせいか、考えの範囲(はんい)を縮(ちぢ)ませて、考え出さない物、または、想像的な物を作り出します。当然、会社の専門家がもらったデザインの中で最も適当な部分を選択し、その部分を統合した後新製品を生み出すのです。富士通もそういう風に、作品の商品化の可能性の有無によって「リアル部門」か「ドリーム部門」に分類します。「リアル部門」のデザインは大変面白いですので、発売(はつばい)できると、大きな利益(りえき)を生み出すのではないでしょうか。もし将来僕はそのような難問(なんもん)に直面(ちょくめん)しましたら、出来ればこのような独特のストラテジーを使うだろうと思います。
   富士通が実施したグランプリ作品の商品化を約束するデザインコンテストは、日本においては珍しくないらしいです。ふろしきのTシャツデザインコンテストや4Gamerのゲーム企画コンテストというように、現在一部の日本の会社に人気のあるストラテジーです。そのようなストラテジーはよい工夫だと僕は思いますが、まだ広く理解できませんが、アメリカの場合においてはこのようなデザインコンテストがほとんど起こっていません。富士通のストラテジーに関して、皆さんはどう考えますか?そして、どうしてアメリカにおいてはそのようなストラテジーほとんど見られないのを聞きたいと思います。
   。。。 以上で発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。


単語リスト:
必然     (ひつぜん)   当然
公開する    (こうかい)   一般の人に開放する
分類する    (ぶんるい)    Catagorize
操作する    (そうさ)   Operate、Manipulate
評判を呼ぶ   (評判を呼ぶ)    Draw public opinion to something
巻き返し    (まきかえし) Comeback
対策を練る   (たいさくをねる)  To consider one's plans
商品化   (じょうひんか) Commercialize
可能性   (かのうせい) Possibility
石鹸 (せっけん) Soap
壁掛け時計 (かべかけどけい)   wall clock
折りたためる  (おりたためる) Fold
丸ごと  (まるごと) Entirely, completely
困難  (こんなん) 難しくて困ること
引き寄せる     (ひきよせる)      to draw (attention)
自社   (じしゃ) 自分の社会
利益   (りえき) Benefit, profit
直面する     (ちょくめん)      Confront

本文のリンクはランバートさんのブログをみてください。
http://pogisan.blogspot.com/

3 comments:

  1. りゅうさんとランバートさんの発表はとても面白いでした。

    そういうコンテストは私にとっていいアイデアだと思う。色々な人の面白い考え方がその場所にいるとのはいい勉強になると思う。コンテストに出した携帯はただ面白さにすぎないとしても、役に立つ使い方がそのコンテストの携帯の中にあるでしょう。

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  2. りゅうさんとランバートさんの発表に興味を持っている。

    僕もそのコンテストはいいアイデアだと思うが、あまり大切ではないだろうか。必ずデザインのためにいいと思うが使い方には意味がいないと思う。僕の意見では美学より使い方の方がいいと思う。I-phone とかDroid のことはこのことをしないで作られたととてもいい使い方があるでしょう。でもほとんど面白いだよね。一番好きなデサインはあのカメリオンみたいな物だった。

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  3. 発表はよくできた! 僕はあまり技術に興味がないが、あなたたちの発表がずいぶん興味深かったのだ。もっとも興味深かったのは、なぜ富士通が使った工夫はアメリカで人気があまりないかということだった。その理由は知らないけど、とても便利な工夫だと思う。

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